不動産査定をしてもらうときに、高額査定となる条件としてどのようなものが考えられるでしょうか。そのことを考えるにあたって、不動産価値について考える必要があります。不動産価値はどのようにして決まるのかということですが、まずは建物の価値が重要になるのは誰もが想像がつくと思います。当然、年数が経っていくにつれて、価値も段々と下がっていきますし、不動産査定にも大きく影響していきます。では、年数が経ってしまったものは不動産査定で高額査定となることはないのかということになりますが、必ずそうとは限りません。それは、不動産価値は建物の価値だけではなく、土地に対しての価値によって大きく左右されるからです。しかも、土地に対しての価値の方が、建物の価値よりも重視される傾向にあるのです。よって、建物の築年数が経ってしまっている不動産であっても、場合によってはあまり値が下がらないということも少なくありません。
例えば、知名度の高い地域の不動産などは、あまり値が下がりにくいでしょう。例えば田園調布という地域名を聞くと、多くの人が高級住宅街というイメージをすぐに頭に思い浮かべることができ、良いイメージをもっていると思います。地域名だけでそのようにイメージをもってもらえるブランド力をもっているということができます。このようにその地域がブランド化しているような地域は非常に人気となるので、不動産価値も下がりにくく、不動産査定も高額査定となる可能性も高くなるのです。